今月のテーマ ☆スティーブ・ジョブズに学ぶ異次元の発想法 ~パート21~
2014/07/10
『フォーカス(集中)』と『シンプル化』が僕のモットーの一つだ。
危機に瀕したアップルに復帰したジョブズがまず手がけたのは、製品ラインの大胆なシンプル化でした。
会議室のホワイトボードに、ジョブズは縦に「コンシューマー」と「プロフェッショナル」を書き、横に「ポータブル」と「デスクトップ」と書き込んだのです。
このたった4つがアップルの全製品だったのです。
それまでのアップルは、担当者でさえ覚えきれない程の製品がハードウェアからソフトウェアまで乱立していました。
そのため、在庫管理に手間がかかり資金繰りを圧迫する悪影響が出ていたのは事実でした。
シンプル化が活力を生み出す
ジョブズの大胆なシンプル化には社員全員が驚いただけでなく、取締役会も度肝を抜かれました。
しかし、ジョブズはシンプル化の効果を熟知していたのです。
製品だけでなく、組織までシンプル化して責任の所在を明確にして、アップルは活力を取り戻していったのです。